Q&A

再生医療についてよくあるご質問

再生医療とは何ですか?

狭義においては、ヒト由来の細胞を用いて治療することを再生医療と言います。当クリニックでは、患者様ご自身の脂肪の中から間葉系幹細胞(MSC)を取り出し、それを体外で培養し、ご投与させていただきます。これにより、損傷を受けた組織の“再生”を行います。

間葉系幹細胞(MSC)とは何ですか?

私たちの体を形作る細胞の中でも、若く元気な未分化な細胞になります。体内では、組織を修復し、健康に維持するために機能しています。MSCは年齢とともにその数が減少することが知られています。

実施例はどのくらいありますか?

これまで、500例以上の治療実績があります(2016年8月現在)。

健康保険は適応されますか?

幹細胞治療は健康保険適用外となります。

脂肪はどのくらい必要ですか?

脂肪は3~20ml必要です。採取量はこのように少量ですので、採取後の患部の“へこみ”といったことは生じません。

採取はどうするのですか?

局所麻酔下で、数mm程度おなかを切開し、細いカニューラ(先の丸い採取用針)を挿入して採取します。その後、1、2針縫い、1週間後に抜糸を行います。数週間で傷はほとんど目立たなくなります。

採取に痛みは伴いますか?

熟練した医師が担当いたしますので、採取に伴う痛みはほとんどございません。

採取後にお風呂に入れますか?

採取後数日間は患部を濡らさないようにシャワーを浴びて頂き、1週間後からご入浴頂けます。

どのように投与するのですか?

治療に用いる細胞は点滴用の輸液に懸濁したのち、静脈注射で点滴投与されます。

細胞を静脈注射しても大丈夫なのですか?

投与の際には安全管理を行なっていますので、問題ございません。静脈に入ったMSCは、極めて短時間のうちに体内をめぐり、修復の必要な部位へと集まり、そこで働きます。

幹細胞はがんになる危険があると聞きますが、MSCは安全ですか?

iPS細胞やES細胞の臨床的応用にはがん化の壁をクリアすることが大前提ですが、MSCはがん化のリスクが極めて低い細胞です。これがMSCの大きな特長です。安全で利用しやすい細胞ソースとして、脂肪由来のMSCは現時点でベストチョイスと考えます。

副作用はありますか?

MSCは患者様ご自身の体の一部です。その細胞をご投与するので、基本的に副作用は現れません。ただし、短期的に体が温かく感じるなどの変化がある場合がございます。

痛みはありますか?

静脈注射での投与中に痛みは全くございません。

治療に年齢制限はございますか?

当院では、30歳以上の方を対象とさせて頂いております。また、MSCは高齢になるにつれ、体に存在する数、質ともに減少し、培養に時間を要する傾向がございます。

脂肪採取からMSC投与までにどのくらいの時間を要しますか?

MSCの増殖には個人差がございますが、通常、2~4週間となります。現在は採取から投与まで、4~6週間ほどお待ちいただいております。

治療の持続期間はどのくらいですか?

1回のMSC投与で半年以上効果が持続する例が多いです。5年以上効果が継続した例もございます。

どのくらいで効果が現れますか?

血流の改善など、注射当日から効果が現れる場合もございますが、おおむね3ヵ月以上かけてゆっくり良くなることが多いです。

お薬を飲んでいるのですが、幹細胞治療との併用はできますか?

現在お持ちの疾患によりお薬が異なりますので、都度お気軽にご相談ください。多くの場合、併用は可能です。
MSCは、お薬としての認可を目指し、海外では多数の臨床治験が進行中(一部は認可済み)の治療法です。新しい分野ですので、十分ご納得の上ご検討ください。
その他にもご質問、ご不明な点等ございましたら、お気軽に当院スタッフまでお尋ねください。